君は大切にされているんだよ。
悩むユウト。
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ユウト「新崎さん、どうしたら度胸ってつきますかね?」
新崎「お?どした?」
ユウト「手が震えるんですよ。
いざ人を目の前にしたら、照準が合わない。
殺したいのに、手が震えるんですよ…」
新崎「初めてならそんなもんだろ?普通は…」
ユウト「新崎さんは、初めての時どうでした?」
新崎「初めてねぇ~…昔のこと過ぎてあんまり覚えてねぇけど
切るよりは撃つのが、マシなんじゃねぇか?」
ユウト「え?」
新崎「刃物だと手にダイレクトに伝わってくるよ? …人の肉を切る感触。
手元狂ったら、返り血すげぇことになるし。
撃って当たって死んでくれるなら楽だなーって思うけど、
まあ、そっちもそっちで神経使うことあんだろ? 使わねぇから、知らねぇけど。」
ユウト「……そうですよね。
引き金はおろか、セーフティすら…僕は………ぼくは……
ボスの期待に応えたいのに……僕、足手まといだった。」
新崎「ボスはそんな事言ってないだろ」
ユウト「そうですけど…こんなんじゃ
何の為にボスに、教えてもらっているのか分からない!!
僕……もっと、ボスの役に立ちたい……。
どうしたら、新崎さんみたいにボスの役に立てますか?」
新崎「焦らなくてもいいだろ? 今だって充分、役に立ってる。」
ユウト「…………そのセリフ、ボスに言ってもらいたかった」
新崎「だったら、ボスと話し合えよっ!!」
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ユウトは殺しができなかったので、落ち込んでる。
ある程度追い詰められた状況にならない限り、できないと思うのです。
参照:【私がユウトは殺しやってないと思う理由】
■設定■
- 師弟間の意思疎通がうまく行ってない。
- 新崎が優しい+復讐者内での悩み相談もやってる。
荒瀬は何も言わないけど、見限られたって思っているユウト。
認めてもらいたい相手の期待を応えられないのは哀しいよ。
けど、人にはそれぞれ役割があるから。
頑張って目指すよりも、勝手にそうなってしまう事やった方がいい。